人々の生活を豊かに

KEIGO ONISHI

プロダクトマネージャー
2013年度キャリア入社

この業界に入ったきっかけなどを伺いたいのですが、そもそもコンピュータに初めて触れたのはいつごろですか?

コンピュータに触れたきっかけは、小学校5年生のときに親に頼み込んで買ってもらったMSX(三洋製PHC-33)です。懐かしいっ(笑)。この機種はカセットテープ保存ができるので、プログラムの保存が簡単だったんですよ。懐かしい(連呼 笑)

当時はゲームが大好きだったので、とにかく自分で作ってみたかった。当時BASICマガジン(ベーマガ)という雑誌があったのですが、その中に自作プログラムの投稿コーナーがあり、そこに掲載されているプログラムを打ち込んでゲームを動かして、またそれを参考にオリジナルゲームを作ったりしていました。自分の書いたプログラムが動いたときの感動は今でも忘れられません(笑)。

8bitコンピュータなので、色数が16色しかなく、その制限の中でどうやってゲームキャラクターを作るか悩んだり。このあたりの話は語ると尽きません。とにかく楽しくて……。後に学校の友達がX68000という65536色出せるPCを買い、グラディウスの画面の美しさを見たときの敗北感といったらなかったです(笑) 恐らくこの、子どものころの楽しい思い出がこの業界に入る原点になっていると思います。

そこから一気にコンピュータ少年ですか?

いえ、それが中学校から大学までは実はテニスにのめり込んでしまい、一旦コンピュータから離れてしまいました。コンピュータに再び出逢ったのは大学院時代です。研究テーマの1つにプログラミングを使うテーマがあったので、「それ、僕やります!」と。金属の凝固シミュレーションプログラムをUNIX上で開発することになりました。

これまたディープですね。大学での専攻はなんだったんですか?

機械科です。修士では材料工学を専攻していました。情報工学とかではなくて(笑)。なので友人はもちろんIT企業などではなく、材料・素材系や制御系などの企業に就職していきました。僕はそのとき、漠然とですけど「やっぱりプログラミングって楽しいや!」と思い、自分が楽しいと思えることを職業にしたくてこの職業を選びました。

実際にはどんなところに就職したんですか?

広島のベンチャー企業です。ファクトリーオートメーション、つまり工場の自動化にまつわる自社オリジナルのソフトウェアを開発している会社です。当時40人。先ほどお伝えしたように、もともと子どものころからコンピュータが好きだったので、就職の際は改めて、子どものときに面白かったこと、楽しかったことに立ち返った、という形ですね。これはもう、迷わずに決めました。

実はそのとき、某大手企業様からも内定を頂いていましたが、その企業を見学したとき、なんとなく未来のレールが引かれているような印象を受けて……実際どうだったかは内定をお断りしたので分かりませんが、当時は漠然と自分で作り上げて行く喜びをはっきりと得たくて、敢えてベンチャー企業を選びました。

自分で作り上げて行く喜び……いい言葉ですね。ところで、この業界の魅力ってどんなところにあると思いますか?

いまレキサスがいるWeb業界は ”アイデアを形にしやすい” というのがとても大きな魅力になっているのではないでしょうか。

今日、インターネットを使ったサービスの立ち上げには初期投資がほとんどかからない、というのが既に当たり前になっています。AWSなどを使えばスケールアップやスケールアウトなども自由自在なので、サービスの拡大に合わせて常時最適化していけば良い。これがなぜ魅力的なのかというと、従来資金力がないと始められなかったようなサービスが、アイデアと実行力さえあれば短期間で世の中に提供できる点にあります。

また、そういう意味でレキサスは何かを新しく始めることを許容する文化であるのが良いですね。もちろん新しければ何でも良いというわけではないのですが(笑)、特に、誰のために何の課題を解決するのか?という点については、リーンキャンパスやフックモデルなどを活用してじっくり検証します。

そして課題が正しいことが分かれば、最小限の機能を開発してサービスをリリースする。最近ではIoTや機械学習にも力を入れています。新たな技術を導入してユーザがさらに喜んでくれる。僕にとってはとても幸せな業界です。

これまで携わった仕事で印象的だったエピソードを教えてもらえますか?

最初に携わった商品は2Dグラフィックスの開発環境を作る仕事でした。そしてこの製品が、とある展示会への出展をきっかけに日本を代表する企業にどんどん採用され始めて。実際にそれを使ったコンシューマ向け商品が世の中に出たときはすごく嬉しかったですね。この商品が10万台売れれば、自分が作ったものを10万人の人に使ってもらっていることになりますから。

これは嬉しいでしょうね。ちなみにどんな開発スタイルで発売に至ったのですか?

いまで言うスタートアップ的な感じでしたね。例えば、完成度がまだ7〜8割くらいの状態でリリースして、ユーザのフィードバックをもらいながら完成させたり。

また、作るだけでなく営業も自分でやっていたんですよ。いかんせんベンチャー企業なので、経理以外の仕事はとにかく全部やりましたね。

開発エンジニアなのに営業もやっていたんですか?

そうです。例えば、契約書から利用規約、取扱説明書も自分で作りましたし、商品パッケージのデザインやアイコンもデザイナーさんと一緒に考えましたよ(笑) 20代でプロダクトアウトに必要な業務をひととおり体験できたんです。

いま私はプロダクトマネージャーという役割でレキサスの新製品立ち上げに携わっていますが、当時の経験がすごく役に立っています。商品企画やユーザー体験(UX)の検討など、手法は進化していますが、ユーザの課題を解決するという意味では昔もいまも変わりませんね。

こういう仕事スタイルでの醍醐味ってどんなところにありますか?

そうですね、醍醐味は、まさに自分たちの手で作ったものを、お客さまにダイレクトに届けられること、そしてお客さまからのフィードバックがじかに私たちに届くところですね。特にレキサスはコンシューマー向けサービスも多いので、より自分の身の回りにいる人たちへの貢献がしやすい。そこにすごく魅力を感じています。以前は B to B のモデルが多かったので身近な人への貢献、という意味では実現しづらかったのですが、レキサスではそれができるんですよ。

レキサスでの大西さんの役割と、これまで携わった仕事を教えてください。

役割としてはプロダクトマネージャーです。企画、開発、運用も含めたひととおりの意思決定に携わっています。実際に私がプログラミングやデザインをするわけではありません。チームのエンジニアやデザイナーが最高の商品を作れるように支援する、と言ったほうが良いかもしれません。

もちろん、ユーザのどんな課題を解決するか、どういう商品を作るのか、コストは、などの基礎検討は私がリードしていますが、単独でまとめるというよりは、各専門家の皆さんの意見を聞きながら一緒にまとめる、というスタイルです。

僕はエンジニア出身なので、いざというときはコードも見せてもらえるのが強みですかね(笑)。でも全てのコードを見るわけにはいかないので、いろいろなことを、とても少ない情報で、短時間で決断しなければならないのが難しいところです。

レキサスに入って最初の仕事は「ADOC-S」という教育機関向けの目標支援ツールです。その後、沖縄イベント情報発信の「ぴらつかこよみ」、動物病院向けクラウドサービス「ハロペ H」、ARを使った知育アプリ「コトバンバン」と新製品の立ち上げに携らせてもらいました。今は近日発売予定のレキサス初のウェアラブルデバイス、つまりIoT製品を手がけています。

以前の会社での経験をいま存分に発揮されているというわけですね。では少し話題を変えて、レキサスの魅力ってどんなところにあると思いますか?

レキサスは個人の自主性をとても尊重していると言えると思います。例えば、会社のとある壮大な目標を達成するにあたって、社長は社員に対して具体的にどうしろとは言わないんですよ。ではなくて、どうしたらいいか社員ひとりひとりで考えてみてほしい、と。

こういう会社はいろんな意味で珍しいと思います。最終的には経営陣やマネージャーなどの意見も入るかもしれませんが、このような感じで社員ひとりひとりのアプローチ方法は違ったとしても、可能な限りその社員なりの目標達成方法を支援する、という会社のスタンスはとても気に入っています。そこは逆にマネージャーとしては忍耐力が求められる部分でもあるんですけどね(笑)。

なるほど、目標達成方法についてもトップダウンではなく、あくまでも自主性を尊重すると。他には何かありますか?

自由な働き方という部分ですが、レキサスではもう、仕事をする際の場所の概念というものがなくなっていますね。いま実際に、沖縄、東京、北海道、福岡の人と一緒に商品開発をしています。

例えば、沖縄で企画して北海道でモノを作るという例もありますし、東京で企画して沖縄で作るということもある。世界中のどこかは関係なく、気の合う人がいれば一緒に働きたい、というスタンスです。いま私は沖縄という場所にはいますけど、仕事の仲間にも何が何でも沖縄に住んでほしいという考えはないです。沖縄は最高なのでできれば住んでみてほしいではありますけど(笑)。

沖縄以外の地元で親孝行しながらレキサスで働きたい、というパターンももちろんウェルカムですしね。学生の皆さんにはそういう発想でレキサスに興味を持って頂いてももちろんOKです。実際のところ、日々の打ち合わせの大半はGoogle ハングアウトを使って、離れたところにいるメンバーと遠隔でやっていますが、共有方法など工夫すれば支障なく業務が進められています。

働く場所はもう、全く関係ないということですね。それでは最後に、大西さんの将来の夢を教えてください

レキサスはコーポレートスローガンとして「with Heartful Technology」を謳っています。人が幸せになれる、心を打つサービスを提供したい。

そのためには、ユーザの何の課題を解決するのかというテーマ設定が重要です。技術は会社のコアであることには間違いはありませんが、あくまで技術は手段でしかなく、テーマがない限り技術は活きません。私たちはできるだけたくさんの人々の課題を解決し、豊かな人生を送って頂くための一助になれれば幸せです。

レキサスには、2030年までに10億人のユーザにサービス提供するという目標があるのですが、最低でもこの目標は達成したい。そして、できれば自分の身近にいる家族、友人が幸せになれるサービスを提供し続けたい、と思っています。そして個人的には、テニスのシニアツアー大会を巡って海外にテニス友達を増やすのが夢です(笑)。