社長メッセージ
まだ世の中にさほどインターネットが普及していない時代に、
大学のPCでニューヨークタイムスのページを見たのがインターネットに初めて触れた瞬間でしたね。そのときはまだページを開くのにもすごく時間がかかったんですが、そのときの衝撃は今でも鮮明に覚えています。これがあればいつでも世界中の情報を見ることができる。世界と繋がることができる。それを実感して圧倒されましたね。webの可能性というものを強烈に感じました。
インターネットは場所を選ばないし、「沖縄にいても世界中の人を相手にサービスを提供できる」ということが学生時代の経験からとにかく印象に残っていて、それがこの業界で起業したことに結びつくんじゃないかなと思います。
私は学生時代に起業をしたんですが、レキサスを設立する前の会社にいる時に東京の相手先企業と話している中で
「沖縄は労働力が安いので、安ければ沖縄に仕事を出してもいい」と言われたんです。
その言葉に少なからずショックを受け、沖縄のIT企業の状況を調べてみました。
すると、やはり沖縄の現場では、東京と同じものを作るにしても労働単価が安い、ということがわかってきたんですね。
具体的には、東京で1ヶ月70万の仕事が沖縄では40万から50万と聞き、
このままでは今のグローバル化する経済の中で沖縄が自立を目指すのは難しい、とはっきりしてきました。
技術力ではなく、価格競争で仕事が決まるって悲しいですよね。
その東京での経験がキッカケで、下請け的な安い労働力を武器にした会社ではなく、
「自分たちでモノを創って全国や世界に発信できる技術やサービスを持った会社」を
ここ沖縄で作りたいと思い、レキサスを設立しました。
会社を立ち上げた時の目標は3つありました。
- 1.本拠地は沖縄に置く。
- 2.マーケットは県外(または海外)とする。
- 3.自社のオリジナルサービスを開発・提供する。
沖縄にいながらも、請負型ではなく、 自分たちのサービスを生み出して世の中に発信していこうと思っていました。
東京の企業との差別化については、意識としてはありますね。たとえば、情報発信をしっかりやっていく。 どういう商品で、どういった想いで創られて、どういった特長があるかということをホームページなどでしっかりPRしていく。 また、実際のお客様とはほとんどメールで連絡をとらせて頂くので、 メールでの応対において”東京の企業よりも早いタイミングで返信する”ということについては かなり前から全スタッフで意識して取り組んでいます。
11年目の現在、拠点は変わらず沖縄にあり、お客様の約90%は本土企業。 オリジナルサービスを生み出すことにこだわってきた結果、着実に設立当初の3つの目標を達成してきました。 そんなレキサスですが、次の課題は人材力の向上ですかね。 具体的には向上心とかチャレンジ精神、チームワークの底上げです。 世界的に見たら技術力もまだまだだし、営業や企画力、 マーケティング力すべてがまだまだこんなものではないと思っています。 これらを向上させていくためにはベースとなる人材力を上げるのが大前提。 そこが育てばどんどんアイディアや技術力を磨いていけると思うし、そうなることでビジネスがさらに広がっていくと思います。
そこを強化するために社内では「経営羅針盤」及び「行動規範」というものを掲げています。 これらに謳われた内容が浸透していけばそういう人材がしっかり育つだろうし、また、人材育成のトレーニングメニューなどにももっと力を入れていきたいですね。 さらに社員に限らず、もっと広い視野で学生や若い人材も変えていかなければと思っています。 社会貢献事業であるIT frogsなどを通して、学生向けのセミナーや勉強会にも力を入れ、若い力の底上げを行っていくつもりです。
現在、私達の収益基盤は国内ですが、今後日本市場だけでは苦戦するでしょう。 なぜなら、 IT、特にインターネットというものは文字通り「グローバル」なものだからです。 そこで、海外の人にもレキサスのサービスを使ってもらい、お金を払ってもらう、ということを実現していきたいですね。 特に沖縄の素材、文化、歴史というものをコンテンツにして「沖縄」を世界に発信しながら外貨を稼ぐということに挑戦したいと思っています。 それは結果として沖縄の産業振興にも繋がってくるはずです。 沖縄の振興のためにITという技術インフラを活用できる会社でありたいですね。
創業から10年かけて日本国内におけるビジネスモデルができてきたし、東京の企業の中でも認知度は上がってきているので これからの10年では海外でも同じような状態にもっていくつもりです。 「あー、レキサスって沖縄の会社だよね」って外国の人からも言ってもらえるようになる、というのが今の直近の目標ですね。
海外をターゲットにしたサービスを作るには、まず海外に触れること。 そのために今年、シリコンバレーに事務所を構えました。 希望する技術者たちに現地へ行ってもらい、IT業界を牽引する現地の技術者達と交流をすることで 新しい技術やサービスを体感してもらい、新しいものを生み出す術を学ぶ環境づくりを本格的に行っていくつもりです。 現状としては、まさに種をまき、水をかけている状態ですが、のちにしっかりとした事業基盤を作り、 運用は沖縄、ユーザーは全世界という海外向けのサービスをどんどん生み出していける会社にしていきたいと思っています。
レキサスは創造力のある技術者を求めています。 自分の技術で世界に通じるものを創る、自分の技術で世界中の人々に使ってもらえるようなサービスを生み出す。 そんな夢や目標を共有し、一緒にワクワクできる人と働きたいですね。 想いを形にするために行動を起こせる、そんな人と一緒にモノづくりをしたいと思っています。







